かしんふじんごうこうたま 花蕊夫人合香珠

効能：美容養顔（びようようがん）を図り、気分を和らげ、雰囲気を高める。

対象となる人群：スキンケアにこだわる人、気分が不安定な人、上品な雰囲気を求める人

原料：沈香（じんこう）、檀香（たんこう）、甲香（こうか）、麝香（じゃっこう）、竜脳（りゅうのう）、零陵香（れいりょうこう）、丁香（ちょうこう）、練蜜（れんみつ）

花蕊夫人は五代十国時代の後蜀の後主モウショウ（孟昶）の寵愛する愛妾で、徐という姓を持ち、青城（今の四川省都江堰市の南東部）の出身です。彼女は幼いころから聡明で、詩詞に長けており、美しい容貌を持つだけでなく、卓越した才能も備えており、モウショウに深く愛されていました。

花蕊夫人は香りに関することを好んでおり、自分の好みと香料に対する理解に基づいて、いくつかの独特な香りの処方を創出しました。花蕊夫人衙香はその世に残された有名な香りの一つです。